
ホワイトアメジストの原石って、こんなに綺麗なの見たことあったかなーと思えるほど一目惚れしてしまいました。
ホワイトアメジストとは白い色のアメジスト。
でもちょっと待った!
アメジストって、そもそも紫色の水晶のことを言うよなー
そうなんです。そう感じるのは仕方ありません。
アメジストは紫水晶。
その紫水晶がなぜ白い色をしているのか。
本日はそのあたりを解説していこうと思います。
アメジストとは?
水晶に鉄が混入し、さらに自然の放射線の影響を受けたことで紫色に発色したと言われています。
それがアメジストです。
水晶が紫色に変化するのは何故か?
その要因はわからなかったのですが、合成の紫水晶の作製ができたことで、鉄と放射線の影響ではないかと考えれるようになったと言われております。
ホワイトアメジストとは?
それでは、ホワイトアメジストとは一体なんなのか?
それは、『アメジストの結晶構造をしているがなんらかの要因で紫色にならなかった』
ということのようです。
本来、紫色の水晶がアメジストですので、白色ということはアメジストではないとも言えますが、
結晶構造がアメジストであるということで、稀にこのような紫色に発色しないアメジストがあるのです。
そのなんらかの要因として、いくつか考えられるのは、
鉄は入っているが、温度などの環境条件が合わず、紫色に発色しなかった。
鉄が入っていないため、紫色に発色しなかった。
または、退色しやすいアメジストですので、紫外線の影響などで、色が褪せてしまった。
これらが要因ではないかと言われておりますが、今回のホワイトアメジストは、退色したわけではなく、環境条件などが合わず発色しなかったのではないかと私は考えております。
退色したとすれば、若干なりとも紫色が混ざっていてもおかしくないと思いますが、こちらのホワイトアメジストは、紫部分が一切ありません。
これこそ稀に発見されるホワイトアメジストです。
さらに今回のホワイトアメジストの原石は、6キロオーバーであり、かなり大きさもあります。
ここまで大きく、かつ美しいホワイトアメジストは滅多にお目にかかれません。
ホワイトアメジストの産地
アメジストの産地で有名な所と言えば、ウルグアイ、ブラジル、そしてマダガスカルなどですが、今回入荷したホワイトアメジストは、ブラジルの最南端、リオグランデ・ド・スル州のようです。
ブラジルでは巨大なアメジスト晶洞があることで有名ですが、バイーア州やミナスジェライス州が主で、このホワイトアメジストのように、リオグランデ・ド・スル州のアメジストもとても魅力的です。
自然環境が整えば、様々な地域でアメジストが採掘されますが、環境が整わないことで産出できたこちらのホワイトアメジストこそ、希少の中の希少だと感じます。
希少性高い中に、美しさがあるこちらのホワイトアメジストは私一推しの原石の一つです。

