いつもお世話になっております。
プレミアムストーンギャラリー心斎橋店店長の峰島です。
今回のテーマは非常に興味深いかなーと思うのですが、これは石を販売している方にとっての永遠のテーマかなと思います。
そしてそれを購入するお客様にとっても悩みの種ではないかなと思います。
ずばりラリマーの色みについてです。
ラリマーは青と白、そして緑と茶色など品質別に様々なタイプのものが存在します。
その中で、もっとも撮影が難しいと言われる、ラリマーの青みの再現性を高めること。
これが非常に難しいのです。
単純に撮影すればいいというのではなく、より実物に近い状態にして、お客様の元に届いた際に画像通りだったと思っていただけることが一番だと思います。
もちろん、画像より実物のほうがよければ喜んでいただけるかと思いますが、プレミアムストーンギャラリーのように、トップクラスのラリマーを持つお店にとっては、その良さをしっかりお伝えしていかないとプレミアムストーンであるということが伝わらないのです。
ということで、これは常につきまとう課題ということで、同じラリマーを使い、ライティングの違いでどれだけ変化するのかを解説していきたいと思います。
■もっともシンプルにライトを両サイドからあてて撮影したラリマーです。

■片方のライトを消して撮影したラリマーです。

■ライトをつけず撮影したラリマーです。

■店内の照明だけで撮影したラリマーです。

■黒シートの上に置き、ライトを使わず撮影したラリマーです。

いかがでしょうか?
だいぶ違いますよね。
この中に私の納得する一枚があるかと言えば、もちろんありません。
実物はもっと青々としており綺麗です。
白と青の綺麗な模様が実際はあるのですが、その白い部分が飛んでしまい青くなっているところも気になります。
こんな感じで非常に難しいのですが、ライティング無しで撮影したラリマーは品質がありえないほど違います。
緑感一切ないのに緑感が結構でてますよね。
これでは良さが伝わらず、ただただ高いラリマーになってしまいます。
そして見たいとも思えないと思います。
白いシートの上に置き、しっかりライティングして撮影したものが近いと言えば近いかと思いますが、それでも青みの良さはまだまだ表現できておりません。
透明感は少し伝わるかなー。下記の左上のラリマーです。
青みの良さは右下の店内の照明だけで撮影したものが、模様の部分の青みは近いかなと思います。でもまだまだですね。
試行錯誤しながら、いつもいつも、もっといいのにーと感じるわけです。同じ思いの販売店さんもいらっしゃるかと思います。

ということは、ラリマーは実物を見ないと購入が難しいということになりますよね。
実際にそうだと私は思います。
もっと再現性を高めていけるように努力すると共に、決して安くないラリマーは実際に実物をみて購入されることをおすすめ致します。
もしくは、ネット通販の場合は確実に返品保証つけるべきです。
でないと不安です。
私が購入者の立場であればそう思います。